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#四柱推命大全 #蔵干 #地支蔵干 #占い #淵海子平 #四柱推命講座
四柱推命大全(2016年新装版初版)では44ページから「第六章地支が天干を蔵する(蔵干)」の解説が始まります。
<見開き写真>
蔵干とは地支の中に天干の気を含むという説です。
四柱推命大全には地支蔵干の図があります。
<地支蔵干の図>
これは一番の外縁部が地支でその内側の3重の輪がその地支に含まれる天干ということになります。
つまり、1つの地支に最大3つの天干が含まれるということになります。
明代の「淵海子平(えんかいしへい)」の第一巻には地支蔵干の歌訣「地支蔵干遁歌(とんか)」があります。
子宮癸水在其中 子宮には癸水(きすい)がその中にあり
丑癸辛金己土同 丑宮に癸水(きすい)、辛金(しんきん)、己土(きど)が同じくして中にある
寅宮甲木兼丙戊 寅宮には甲木(こうぼく)、丙火(へいか)、戊土(ぼど)がその中にあり
卯宮乙木獨相逢 卯宮には乙木(おつぼく)が唯一つ巡っている
辰蔵乙戊三分癸 辰は乙木(おつぼく)、戊土(ぼど)を蔵し三分の癸水(きすい)がその中にあり
巳中庚金丙戊叢 巳の中には庚金(こうきん)と丙火(へいか)、戊土(ぼど)が集まっている
午宮丁火拼己土 午宮には丁火(ていか)と己土(きど)がまとまっている
未宮乙己丁其宗 未宮には乙木(おつぼく)、己土(きど)、丁火(ていか)があり百変不離其宗(ひゃくへん・ふりそのしゅう)つまり、姿かたちがどんなに変化しても本質には変わりない。
申位庚金壬水戊 申の位には庚金(こうきん)、壬水(みすい)、戊土(ぼど)があり
酉宮辛字獨豊隆 酉宮には唯一辛金(しんきん)が豊かで隆(さか)んである
戌宮辛金及丁戊 戌宮には辛金(しんきん)及び丁火(ていか)、戊土(ぼど)があり
亥中壬甲是眞蹤 亥の中には壬水(みすい)、甲木(こうぼく)がありこれまさに従う。
となります。
これを表にしたものが地支蔵干表になります。
<地支蔵干表>
ここで最初に紹介した四柱推命大全の地支蔵干の図を見てみます。
<地支蔵干の図アップ1,2、4>
一番外側に十二の地支があります。その内側に3重に天干が配置されてます。
寅卯は木局、巳午は火局、申酉は金局、亥子は水局です。
その間に配置されている辰未戌丑は土局です。
三重の天干の一番外側の天干を見ると、木局は甲乙、火局は丙丁、金局は庚辛、水局は壬癸、土局は戊己になっています。
つまり、蔵干のうちの1つは、教科書通りの五行の天干になります。
この一番外側の天干が本気、あるいは正気の蔵干ということになります。
2番目の天干は木局は丙、火局は庚、金局は戊、水局は該当なし、
木の春の土用の土局は乙、火の夏の土用の土局は丁、金の秋の土用の土局は辛
水の冬の土用の土局は癸となります。
土局については属する季節の陰の天干になりますが、その他については規則性は見いだせません。
3番目の天干は更に規則性が見いだせないので省略をします。
一番外側の蔵干はどの流派の地支蔵干表でも同じ天干になると思いますが、2番目、3番目については変わることが多いと思います。
さて、この四柱推命大全にはこの地支蔵干表までは書かれていますが、それぞれの地支に複数ある場合の蔵干を1つ絞る方法は書かれていないようです。
蔵干を1つに絞る方法として、中心星四柱推命の元になっている伊勢流の蔵干一覧表がこれです。
私見ですが、蔵干を求めることができなければ、月支元命などは算出ができないので、後付けでこのような「地支蔵干表」の類のものができて、それが流派によって蔵干が違う原因になっているのだと考えます。
また、他に蔵干の中で最も影響力があるものを選ぶなどということが最善であるという主張もありますが、蔵干を求めるだけで手間、時間がかかり鑑定にたどり着くことが困難であると思います。
今回はここまで