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【風水初心者の方が、風水最初の一歩として、先入観を持たず、客観的な視点で学べる本です】
本書では、私が属する無常派の占術方法についてもご紹介しています。ただし、本書の目的は、風水初心者の皆さまが先入観を持たず、客観的な視点で学べるようにすることです。そのため、「風水師によって占術方法が異なる」という事実についても随所で率直にお伝えしています。
私は20年以上にわたり風水を学んできましたが、風水師の中には「私の風水術や実践方法こそが唯一正しい」「古典の解釈から導き出した自分の占術方法が正しい」と主張する方もいらっしゃいます。また、ご自身の鑑定事例を多く挙げて占術の正当性を強調する方や、他の風水師の手法や事例を否定する方も少なからず見受けられます。
私が多くの書籍を読み、講座に参加して得た結論として、たとえ世界的に活躍している風水師であっても、「占術方法や解釈、対策は風水師によって異なる」という現実があります。つまり、風水の世界には唯一絶対の正解が存在するわけではありません。
率直に申し上げますと、風水業界で活躍する方々を見渡しても、風水に関する知識や実践経験の豊富さが必ずしも評価に直結しているわけではありません。むしろ、メディアへの露出度や独自性のある占術方法、さらには容姿や印象といった要素が人気を左右している場合も少なくないのです。
さらに、一部の風水師の中には、「伝統的風水」「本物の風水」「正統派風水」といった言葉を掲げて、一般的に知られる風水とは異なる点を強調して活動されている方もいらっしゃいます。
そのため、風水業界の占術方法の違いを理解したうえで、ご自身が納得できるものを選び、本書でご紹介した基本マニュアルを基にして独自の応用を試していただくのもよいかと思います。
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